カラコンの違和感(ゴロゴロ・痛い)の原因と対処法
カラコンを付けた時に、
違和感を感じる・・・
ゴロゴロする・・・
痛みを感じる・・・
そんな思いをしたことがある人も多いですよね。
「ちょっとぐらいいいか」と我慢しちゃうと、充血したり痛みがひどくなったり、レンズがズレてしまったり。
せっかく可愛くなるために付けたカラコンなのに、逆に人から不快感を覚えられちゃうかも・・。
さらにひどくなると、視力の低下や眼病につながる恐れもあるんです!
でも、カラコンの違和感やゴロゴロには様々な原因があり、それを正しい方法で対処することで快適な装用感を取り戻すことも可能です。
そんなわけで、ここではカラコンの違和感やゴロゴロ・痛みの原因や、その対処法についてまとめてみました。
※対処しても違和感や痛みが続く場合はカラコンはやめ、眼科医の診察を受けましょう。
違和感(ゴロゴロ・痛い)の原因は?
カラコンを付けた際の違和感には様々な原因があります。
また、「付けてすぐ」「段々と」「外しても痛い」などタイミングによっても違います。
まずは、どんな時に違和感を感じるのか?それから何が原因なのかを探ってみましょう。
付けてすぐの違和感
付けてすぐ違和感を感じた場合は、次のような原因が考えられます。
▶︎ レンズが破損している。傷が付いている
レンズが破損(欠けているなど)していたり、傷が付いている場合は、目が痛い!ってレベルに違和感を感じます。
2ウィークやマンスリーの場合、取り扱いの際に爪などで傷を付けてしまうのが原因。
ワンデーでも初期不良で最初からレンズが欠けていたりする場合があります。
レンズが破損していたり、傷が付いているのに目に付けてしまうと、眼球にも傷が付いてしまう恐れもあります。
カラコンを付ける前に、まずは傷は入っていないか?破損していないか?チェックしてから装着しましょう。
◎対処法◎
・レンズを洗浄したり、付け外しする時は雑に扱わない。
・爪を短く整えておく
・封を開けてすぐでも、まずはレンズをチェック
▶︎ レンズに汚れが付いている
レンズにちょっとした汚れが付いていても、違和感や痛みを感じてしまいます。
特に多い汚れが「手の汚れ」「タオルの繊維」「化粧品」。
2ウィークやマンスリーの場合は「しっかり洗浄が出来ていない」などが原因です。
カラコンを目に付ける前には、手をしっかり洗いましょう(ハンドクリームも汚れの原因になります!)。
タオルの繊維はとっても付きやすいので、キッチンペーパーやペーパータオルで水分を拭くのがおすすめです。
◎対処法◎
・手を石鹸で綺麗に洗う
・ペーパータオルで水を拭く
・化粧の後にカラコンを付ける
・2ウィークやマンスリーは、毎日の洗浄をしっかり行う
・レンズの汚れが気になる場合はたんぱく質除去も◎
▶︎ 自分の目に傷や汚れが付いている
レンズではなく、自分の目に傷や汚れが付いている場合でも、違和感や痛みを感じます。
主な汚れは「抜けたまつ毛」「目やに」が考えられます。
カラコンを付ける前に、まず目に汚れが付いていないかをチェック。
目が傷付いている場合は、早めに眼科医の診察を受けましょう。
◎対処法◎
・抜けたまつ毛や目やにが入っていたら取る
・レンズを取っても違和感がある場合は、眼科の診察を受ける
▶︎ レンズの裏と表が逆
意外と多い原因がこれ。
実はカラコンを含むコンタクトレンズには裏と表があり、間違えて付けてしまうと「違和感」「ゴロゴロ」「レンズがずれる」「目から外れやすい」などが起きやすくなります。
特にカラコンは、透明のコンタクトレンズに比べると表裏の判別が難しく、付けてから「間違えたかも」ってことがよくあるんですよ・・・。
新品のワンデーでも最初から裏表逆になっていることも多いので、まずは付ける前に表裏をチェックするのが重要です。
詳しくは
カラコンの裏表の見分け方が難しい!正しい判別方法は?
こちらの記事を参考にしてみてください。
◎対処法◎
・レンズの表と裏を見分ける
・間違えたら目から外して正しい向きに直す
段々違和感を感じてきたら
付けてすぐは大丈夫だったのに、数分~数時間経過して違和感を感じてきた場合は、次のような原因が考えられます。
▶︎ ベースカーブが合っていない
ベースカーブとは、コンタクトレンズのカーブ(丸み)を表すもの。
パッケージや商品データには「BC」と表記されています。
実は目のカーブは人それぞれ違っていて、カーブが緩やかな人もいれば、カーブがキツい人もいるんです。
自分にベースカーブに合ったカラコンでないと、「違和感」「ゴロゴロ」「レンズがずれる」「痛い」などの症状が出てきてしまう場合も。
「サイズの合っていないブラを付けている」ようなものです。
関連記事:カラコンのベースカーブについて
カラコンを含むソフトコンタクトレンズは、どんな目にもフィットするように作られてはいるのですが、付け心地を追求したいのならまずは自分のベースカーブを知ることと、それに合ったカラコンを選ぶことが重要です。
◎対処法◎
・自分に合ったベースカーブのものを選ぶ
▶︎ 目に汚れが入った
上記の「付けてすぐの違和感」にも記載しましたが、汚れは違和感や痛みの大きな原因となります。
付けてすぐは大丈夫だったのに、目に入ったホコリや目から出たタンパク質などの汚れにより違和感が出てくる・・・こんなことも珍しくはありません。
特に、目が大きい人はホコリが入りやすくなったり、乾きやすい人は目からタンパク質が出やすかったりします。急に抜けたまつ毛が入ることも多いですよね。
透明なコンタクトだったら、その場でレンズを外してしまっても視界が悪くなる程度ですが、カラコンの場合、人から見られた時に「さっきと顔が違う!???」って思われちゃうかも・・・。
「もしも」の時に備え、ワンデーの場合でもレンズケースと洗浄液を持ち歩くようにしましょう。
◎対処法◎
・レンズを外して汚れを取る
ちなみに・・・汚れが入ったけど洗浄液を持っていないからといって、水道水でレンズをすすいでしまうのはNG!レンズが変形し、さらなるゴロゴロや痛みの原因になってしまいます!
▶︎ 目の乾燥
目が乾燥することによって、ゴロゴロや痛み、レンズが目に張り付くような感じが出てくる場合があります。
特にドライアイの人は、こんな思いをすることが多々あるのでは?私もそうです。
コンタクトによって目が乾く・・・それは、瞳への酸素不足や水分不足が主な原因です。
色素が入っているため、透明のコンタクトよりも酸素不足に陥りやすいカラコン。
さらにソフトレンズは水分を吸収してしまう素材で作られているため、乾きやすいんです。
ドライアイの人は本当はカラコンをしないのが一番なのですが、「どうしても」という場合は装用時間を短めにしたり、目薬をさしたり、水分が蒸発しにくい低含水率レンズのものを選ぶのがオススメです。
◎対処法◎
・装用時間を短くする
・こまめにレンズを外して目を休ませる
・目薬をさす
・低含水率レンズのカラコンを選ぶ
→ 乾きにくい低含水率レンズ一覧
カラコンを外しても違和感が残る場合は?
カラコンを外しても違和感が残っている。痛い・・・それは、目に傷が入っていたり、結膜炎などの眼病を起こしていることが考えられます。
それ以上カラコンを付けるのはやめ、早めに眼科医の診察を受けるようにしましょう。
また、違和感なく快適なカラコンライフを送るためには、定期的な検診は欠かせません。
3ヶ月に1回程度は眼科の受診を受けるように心がけましょう。